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北大生のブログです。北海道での日々や受験のことについて綴っています。

微積物理のメリット・デメリット・必要性【元駿台生の体験談】

こんばんは。理系北大生の如月です。

 

理系難関大を目指す大学受験界では、しばしば微積物理の是非が話題になります。

特に、駿台物理科は、微積分を積極的に用いる授業を展開することで有名です。

 

その元駿台生の僕が、微積物理のメリット・デメリット・必要性について語ろうと思います。これらは、僕の体験談に基づくものです。 

 

ただ、結論を初めに言うと、

 

大学受験で微積物理は殆ど必要ない!!

 

 

なぜそう思うのか? 殆どとはどういうことなのか?

その理由も含め、以下では、微積物理について掘り下げていこうと思います。

 

 

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そもそも微積物理とは

 

微積物理とは、微分積分を用いて物理現象を体系的に理解する手法です。

高校物理では、基本的に微分積分を用いないので、微積分を用いる物理を邪道と思う人がいるかもしれません。

しかし、実は微積を用いる物理学が本質です。

 

 

微積物理は、微分方程式を解いたりして難しいので、高校物理では、公式化して簡単に扱おうとしているのです。

また、微積分が必要になる部分は、高校物理では誤魔化して説明を避けていたりします。

言うなれば、高校物理は、ショートカットしているのです。

 

微積分を用いない物理と微積分を用いる物理の二種類があるのではありません。

ただ、微積分を用いない高校物理と対比して、本来の微積分を用いる物理を便宜上、微積物理と呼んでいるだけです。

 

高校物理の公式も殆どが微分積分を用いて導出されています。

力学の公式は運動方程式から導出、電磁気の公式はビオ・サヴァールの法則から導出、など他にも沢山あります。

大学での物理学は、微分積分を用います。

更に言うと、微積分学は物理学の為にニュートンが作ったとも言われています。

ライプニッツ微積分学の父ですが。)

 

 

微積物理を推す駿台

 

駿台物理科では、微積分を用いて授業が展開されます。

ただ、実は、関東の駿台と関西の駿台で、少しその実態が異なります。

関東では、微積分を積極的に用いて物理の授業が展開されます。

しかし、関西では、微積分を用いるのは公式導出や原理の解説の時のみで、問題を解くときは用いない講師が多いです。

関西の中でも、意見は結構分かれるようですが。

 

※余談ですが、全国展開している駿台は、関東と関西で派閥が違います。

授業や講習のテキストも関東と関西で違いますし、講師同士の仲も関東と関西で良くないだとか最近は普通だとか……。

 

そして、関東と関西で、更には関西の駿台の中でも、意見が異なるのは、次から紹介するようなメリットとデメリットがあるからです。

 

 

微積物理のメリット 

 

本質の理解

 

本質の理解に近づく。

これが最大のメリットだと思います。

微積分を用いないと説明出来ない数式などがあります。

原理を理解する所では、微積分が必要です。

そういうことだったのかと、驚かされるのと同時に、物理学が実に体系的に構成されていることにも感動を覚えます。

(僕は学が浅いので、まだまだ勉強です。)

 

これまで、高校物理では、曖昧にされてきて疑問だった部分が氷解するので、勉強していてとても楽しいです。

逆に、高校物理は、微積分を利用して導出する過程は難解なので、すっ飛ばして公式化していたのだとも言えます。

 

微積物理が背景にある難問を解き易くなる

 

難関大の入試問題で見受けられる、微積物理が背景にある難問を、解き易くなります。

出るとしたら、旧帝大東工大・医学部でしょうか。

中でも出題の可能性が高いのは、東大京東工大だと思います。

慣れていないと、本番で少し戸惑うかもしれません。

 

また、大学受験において、微積物理は、電磁気分野で特に威力を発揮します。

 

 

微積物理のデメリット

 

入試で解くのに時間が掛かる

 

入試問題によっては、微積物理を使うと遠回りになり、余計に時間が掛かることがあります。

基本的に、大学の入試問題は、微積物理を用いずに高校物理の範疇で、正解を導けるように作問されています。

(勿論、微積物理の方が本質なので、微積物理を用いても、正解には辿り着けます。)

高校物理は、微積分を用いて導出する面倒な過程を省略しているので、高校物理の範疇で解いた方が早いことが多いです。

 

ただ、例外として、メリットの方で述べたような、微積物理が背景にある難問では、微積物理を用いた方が楽な場合があります。

 

慣れるまでに多少時間が掛かる

 

微積物理を運用しようとすると、慣れるまでに時間が掛かります。

個人差がありますが、それまで馴染みの無かった人が、微積物理を使おうとすると、慣れない手順や形に初めの内は手間取ります。

微分方程式などは、特に慣れないかもしれません。

今まで公式を使ってショートカットしていた分を厳密にやろうとしているので、当然のことではあります。

 

 

大学受験における微積物理の必要性

 

冒頭で言った通り、大学受験で微積物理は殆ど必要ないです。

基本的に使うのは控え、公式導出や原理を理解する時に使うのが良いと僕は思います。

駿台人気講師も某四谷学院講師もそう言っていました。

 

先ずは、現象や原理の理解が優先ですから、そこをクリアした人だけが学ぶか迷うべきです。

四谷学院の講師は「高校時代、微積物理に傾倒して物理現象の理解を疎かににしたことを後悔している。しかも、大学で微積物理をやる。だから、俺の授業ではあまり微積物理を使わない。」と言っていました。

更に、ある程度の数学力も必要です。

単に憧れて手を出す代物ではありません。

そこの所を勘違いしている学生は、一定数いそうです。

 

対象者

 

殆ど、と書いたのは、例外があるからです。

メリットの所でも一度触れましたが、

旧帝大・医学部志望の人は、部分的に微積物理に触れておいた方が良いと思います。

特に、東大京東工大志望の人が多少必要かもしれません。

僕が浪人期にその三校の過去問をそれなりに解いた感じ、この人達は、デメリットを上回るメリットがあると思いました。

飽くまで僕の意見ですが。

 

ファラデーの電磁誘導の法則なんて思い切り微積分ですから、きっと難関大志望の人は、微積分を電磁気分野で一度は用いたことがあると思います。

その延長線上で、頻出で微積分を使った方がスムーズにいきそうな問題だけ、どう使えばいいかを学ぶと良いと思います。

 

微積物理が有効な分野

 

微積物理が有効な分野としては、個人的には以下の分野が考えられます。

括弧内には、微積分をどう使うと良いかが書いてあります。

公式導出確認は、本質の理解に繋がると思います。

・加速度、速度、変位の関係(公式導出確認)

・単振動(公式導出確認)

万有引力の法則(公式導出確認)

・電位・電場(公式導出確認・解く時に使用)

・面電荷コンデンサーの電荷(公式導出確認)

・導体棒の電磁誘導(公式導出確認・解く時に使用)

・コイルの自己誘導・相互誘導(公式導出確認)

・交流回路(公式導出確認) 

 

後は、高校物理の範囲で解く方が良いと思います。

デメリットに見合う恩恵を受けられない気がします。

大学受験の力学などで微分方程式を解く必要はないと思います。

 

 

微積物理の参考書の紹介

 

最後に、微積物理の参考書を二つ紹介します。

 

新・物理入門

  

新・物理入門 (駿台受験シリーズ)

新・物理入門 (駿台受験シリーズ)

  • 作者:山本 義隆
  • 発売日: 2004/05/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

駿台から出版されている「新・物理入門」です。

大学受験界では、有名な一冊で、著者は、駿台物理科の権威、山本義隆師です。

非常によく纏められていて、読んでいて楽しいので、一度見てみることをお勧めします。

微積物理に取り組む取り組まないにしろ、参考になると思います。

微積物理の雰囲気を掴めますし、駿台物理科の授業もこの本に沿った内容である気がします。

 

更に、微積物理で問題を解きたいという人は、合わせて「新・物理入門問題演習」という参考書を使ってみると良いです。

ただ全部やる必要は無く、頻出分野に限ってください。

一人だけ僕の友達も使っていましたね。

 

新・物理入門問題演習 (駿台受験シリーズ)

新・物理入門問題演習 (駿台受験シリーズ)

  • 作者:山本 義隆
  • 発売日: 2005/11/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

理論物理への道標 

 

 

 

 

 

河合塾から出版されている「理論物理への道標」です。

「新・物理入門」に知名度は劣りますが、こちらも評価が高いです。

京大に行った高校の同級生が使っていましたね。

上下二冊の構成で、結構量がある印象です。

ただ、あまり書店に置いてないかもしれないですね。

 

 

最後に

 

僕の体験談に基づいて、微積物理のあれこれを語ってみました。

個人的には、微積物理は好きですが、浪人時代には必要以上に手は伸ばしませんでした。

手を出す人はよく考えてみてください。

飽くまで、これは僕の考えですが。

微積物理に興味がある人の参考になれば嬉しいです。

 

 

 

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四谷学院の特選クラスを詳しく解説!【体験談】

どうも、理系北大生の如月です。

 

僕は、浪人時に四谷学院に一年通い、特選クラスにも在籍していました。

その時の特選クラスの体験談を書いてみようと思います。

 

興味のある人の参考になると嬉しいです。 

この記事より、四谷学院の特選クラスに関して詳しい情報はインターネット上に無いと思います。

 

では、早速本題に移りましょう!

 

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四谷学院の特選クラスとは

 

四谷学院の特選クラスは、東京一工志望専用の選抜クラスです。

(東京一工:東大・京大・東工大・一橋大)

四谷学院でも最も偏差値が高く、通称Tクラス。

クラスは下から B:ベーシック、S:スタンダード、H:ハイレベル、T:特選 となっています。

誰でも入れる訳ではなく、東京一工志望かつ選抜基準を満たした生徒だけが入れます。

四月の入塾当初、夏休み中盤の計二回、入れるタイミングがあります。

逆に、この二回しか入れるタイミングはありません。

 

 

選抜基準

 

二段階での選抜になっています。

一段階:校内実力テストでHクラス以上の得点

二段階:選抜テストで基準点(6割前後?)

 

四谷学院の実力テストは、マーク式です。

形式的にも、難易度的にも、センター試験に近い印象です。

今後の世代で言うと、共通テスト前後の難易度になるのかな、と思っています。

Hクラスに所属出来る得点を取ると、選抜テストの受験資格が与えられます。

 

選抜テストは、記述式です。

形式的にも、難易度的にも、駿台全国模試に近い印象です。

東大模試や京大模試よりは若干簡単なものの、全統記述模試よりは大分難しいです。

難易度的には、東工大模試が近いかもしれません。

合格基準は6、7割前後だとの噂があります。

 

特選クラスも、四谷学院が謳う能力別科目別授業のクラスの一つなので、科目毎に選抜テストの合格不合格が決められます。

また、国語は、現代文、古文、漢文でも分けられています。

合格なら特選クラスで、不合格ならハイレベルクラスで、その科目の授業を受けることになります。

(僕は、英国物がTクラス、数化がHクラスでした……。)

 

正直、受験する人も結構居ますが、その中で半分以上の人が落ちる気がします。

(肌感なので、正確性はお察しください。苦笑)

 

 

生徒のレベル

 

皆選抜テストに合格しているので、特選クラスに入っている科目は、地方旧帝大非医の上位合格レベルはある印象です。

更に具体的に言うと、特選クラスに入っている科目は、センター試験で九割以上を取れる人しか居なかったと思います。

ただ、特選クラス内でも意外とレベルの幅はあると思います。

 

駿台で言うと、SS・SA・LAクラスのレベルに近い印象です。

 

 

授業

 

少人数指導の強みを充分に生かせれば、各予備校の中で最も良いかもしれません

講師の質、テキスト難易度など、様々な要素がありますが。

他の大手予備校では、不可能なきめ細かさが武器です。

 

 

講師のレベル

 

特選クラスの講師のレベルは、総じて高いと思います。

が、正直駿台の方が全体的に少しレベルは高いかもしれません。 

全体的に駿台の方がより体系化された教え方をしていると思います。

とは言いつつも、校舎や科目に依ります

例えば、現代文は四谷学院特選クラスの方が、駿台SAクラスより断然良かったです。

 

また、大手予備校の実力のある講師は、短気で無愛想な人が多いのですが、四谷学院の特選クラスの講師は、親しみやすい人がかなり多かったです。

 

 

授業形態

 

特選クラスの授業の特徴かつ最大の魅力は、少数精鋭である点です。

講師によって、進め方に差はあれど、恩恵は大きかったです。

殆どの科目で、毎授業、記述答案を見てもらったり、予習の出来具合の確認をしてもらって授業展開を調節してもらったりしました。

 

名古屋校では、各科目、以下のような感じでした。

英語:毎授業、要約問題などは記述答案について各自添削コメントをもらえました。英作文の予習がある週は、毎週、ペン入れして添削してもらえました。

国語:毎授業、記述答案の添削または添削コメントがありました。

数物化:予習の出来具合を毎授業、確認してもらえました。

 

また、特選クラスはとりわけ質問もし易く、講師によっては授業中にも質問出来ます。

授業後の質問も丁寧に対応してくれます。

 

 

志望大学別・文理別の授業

 

志望大学別の授業があるのは、英語と漢文だけです。

英語:基本的に東大京大一橋志望は、共通の授業を受ける。ただ、東大一橋志望用の要約と、京大用の英作文で、授業が分かれています。

東工大志望は英語の特選クラスはありません。)

漢文:東大志望のみ

 

また、英語と漢文だけが文理関係なく、同じ授業を受けます。

他の科目は、文理別の授業です。 

 

 

授業・テキストのレベル 

 

授業・テキストの問題のレベルは高いです。

結構、東京一工の古い過去問から問題を抜粋していたりします。

僕の印象では、以下のような出典が多かったです。他はあまり分かりません。

英語:東大・一橋

現代文:東大・京大

漢文:東大

物理:東大

 

またテキストの問題の質は悪くなかったと思います。

 

駿台のSAクラスよりも全科目、前後期通じて、テキストの問題は難しかったです。

駿台のSSクラスよりも難しいかもしれないです。

四谷学院全体のレベルは大手予備校より低く見られるので、特選クラスもそこまで難しくないだろうと思う人もいるかもしれませんが。

 

 

雰囲気

 

例年、静かで落ち着いている雰囲気だと講師に聞いたことがあります。

休み時間も勉強しているだとかなんとか……。

学力も受験勉強に対する意識も四谷学院では、高いと思います。

中には、少し危機感が薄いな人もいたりしますが、極少数です。

 

ただ、少人数のクラスなので、年によって、入ってくる生徒によって、変わります。

講師曰く、僕の代の名古屋校特選クラスの理系は、仲が良くて格別賑やかだったみたいです。

ちょっと変わった人が多かったですね。笑

(皆、受験勉強に対しては真剣だったので、メリハリはありました。) 

 

また、人数が少ないので、仲良くなりやすいです。 

 

 

クラス担任

 

四谷学院では、生徒一人一人に担任が付くのですが、特選クラスだからか、僕の校舎では校長と副校長が特選クラスの担任を持ってくれていました。

僕の校舎の校長と副校長は優秀で、これも特選クラスならではの人員配置なのかな、と思ったりします。

 

僕の担任である校長のK先生は良い先生で、丁寧に個々人に向き合ってくれました。

K先生が居なければ、今の僕は居ないと思う程です。

  

 

合格実績

 

これも年や校舎によって違うと思うので正直何とも言えません。

 

ちゃんと把握していないのですが、恐らく僕の校舎は、特選クラスに10人前後居て、東大数人京大数人合格という感じでした。

例年、数人は東大京大合格者がいる印象です。

他の子は、東京一工を受けずに、医学部に進学した友達も数人居ます。

その内一人の友達は東大理三に合格しました。

 

 

一年間在籍した感想

 

少人数クラスで、より個人に焦点を当てて欲しい、添削を沢山してもらいたい、という人に適していると思います。

特選クラスならではの環境を上手く生かせる人が大きく学力を伸ばしていました。

また、四谷学院の最高クラスということで、正直、他のクラスより色々な場面で融通が利いたりした気がします。

 

また、僕が四谷学院で仲良くなった友達は、殆どが特選クラスの人です。

一年間、特選クラスで過ごす時間は楽しかったですよ。

 

 

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文系タイプなのに二浪しても理系を貫いた理由【文理選択】

理系北大生の如月です。

文系タイプの僕が二浪しても理系を貫いた理由について語ってみます。

同じような悩みを抱える人の参考になればいいな、と思います。

 

理数が苦手な理系の人がいたら、もし良ければこちらも覗いてみてください。

文系タイプが理系で旧帝大合格 【数学苦手 克服】【模試成績 公開】 - 理系北大生ブログ 如月

 

また、文系学部を軽んじる意図は全く無く、文系学部の存在は重要だと考えていて、それもあり僕は総合大学の北大を選びました。

 

そして、肝心の理系を貫いた理由ですが、端的に言うと3つです。

 

 

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1.文系職種での就職が嫌だった

 

高校に入学したての一年生の頃、僕は将来就職をしたくないと思うようになりました。

特に、その時点で文系職種にやりたいと感じられるものがありませんでした

文系職種から逃れる為の選択が理系進学でした。

勿論、文系職種を軽んじる意図はなく、ただ文系職種が僕の求める姿ではなかっただけです。

文系職種があって世の中が回っていますから、大切な仕事です。

就職が嫌な高校一年生の冬迄は、進学校にいまいしたが、大学進学の意味も解らなくなり、勉強にあまり精を出しませんでした。

 

 

2.文系学部の内容を大学で学ぶ気にならなかった

 

僕の高校は、二年生に上がる時に、文理選択がある高校でした。

当然、その時に、大学で進む学部を考えます。

文系科目が得意だった僕は、初め、文系への進学を考えます。

特に、国語が得意でした。

 

しかし、その時に、自分では勉強したいと思うものの、文系学部で大学に行ってまで学びたいと思えるものが殆どありませんでした

唯一、読書好きの影響もあり、文学部だけはとても迷いました。

読書好きの延長で、一時期は小説投稿サイトに自筆の小説を投稿していて、今でもまた小説を書きたいという欲求は残っています。

ただ、悩んだ結果、読書は自分のペースで楽しみたいと思い、文学部への進学も進路から外しました。

 

 

3.浪人期に理系でやりたいことが見つかった

 

浪人期に理系でやりたいことが見付かりました。

上記二つの理由は、正直、文系を避けた理由という方が正しいのかもしれません。

逆に言うと、それまでは、理系でやりたいことがはっきり言えませんでした。

それまでは、何と無く興味があった学部を志望していました。

自分の中で、「こういうのやりたい」というイメージはあったものの、上手く言語化出来ませんでした。

高校生の頃からずっと言語化しようとしてきて、ようやく形になったと思いました。

自分で勝手に設定した人生の目標があり、現状、理系進学が目標の実現に近かったのです。

 

 

二浪して理系で北大に合格した今思うこと

 

この選択が正解だったのか今でも悩むことがあります。

 

正直、文系なら大学受験ではここまで苦労しなかったでしょう。

センター試験も文系科目は全て九割以上で、理系科目の平均よりも良かったのです。

仮定の話になってしまいますが、文系で二浪もしていれば、偏差値的にはより上の大学に行けただろうな、なんて思うこともあります。 

 

文系でよりレベルの高い環境に身を置くべきだったのか、やりたいことの為に理系を貫くべきだったのか、どちらが正解だったのかは今でも判りません。

ずっとその答えを探しながら進んでいます。

 

文系に進んだからこそ見える未来もきっとあったのでしょう。

僕は考えるのが苦手です。

これは稚拙な考えなのかもしれませんが、自分なりに悩んで選んだのは理系です。

 

僕の所属は北大総合理系なので、文系学部進学の道もまだ残されていますが。

 

この選択を正解に近づけるべく、色々なことに挑戦しようとしています。

 

いつかこれで良かったと心から笑える日が来るといいな……。

 

 

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一年間の勉強で中だるみしない為の方法6つ

こんばんは。理系北大生の如月です。

二年の浪人生活の間に良いと思った「一年間の勉強で中弛みしない為の方法5つ」を紹介しようと思います。

 

浪人生に限らず、何か目標に向かって勉強する人の参考になるようにまとめました。

大学生や資格取得の為に勉強する人の為にもなれば幸いです。

 

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1.目標を意識する

 

僕は、辛くなった時は、目標を意識して自分を奮い立たせていました。

「自分の今の人生の目標の為に、俺は北大で学ぶ必要がある」と自分に言い聞かせていました。

受験直前期の特に辛い時期には、逃げないように、毎日心の中で唱えていた気がします。

 

 

2.一気に追い込み過ぎない

 

一年間という長丁場ですから、一時期だけ追い込んで疲弊してしまってはいけません

この一年間で学力の伸びを自分なりに最大化するのが目標ですから、燃え尽きる方が不味いです。

人間の意志というのは存外に弱いです。

継続が一番の力になります。

出来るだけ長続きして、かつ、それなりの量をこなせるペースを見付けてください。

 

 

3.適度に息抜きを入れる

 

考えすぎず、適度に息抜きを入れましょう

普段→短時間で終わるもの

長期休暇→どこかに出掛けて丸一日、受験勉強から離れる

このような感じで使い分けると良いと思います。

 

僕は、普段は散歩したり、甘いものを食べて、気分転換をしていました。

長期休暇は、友達と遊んだり、弟と高山に行ったりしましたね。

もう一度、行きたいなあ……。

 

息抜きについては、更に詳しく紹介している記事があるので、よければどうぞ。

hokudaiseeee.hatenablog.com

 

 

4.勉強する場所を変える

 

勉強する場所を普段と変えてみるのは、手軽に出来るという点でオススメです。

場所が変わるだけで、かなり気分転換になります。

 

普段、自分の部屋で勉強しているなら、以下のような場所に変えてみるのはどうでしょうか。

・塾の自習室

・地域の図書館

・学校の図書室

・カフェ

・ショッピングモールのフードコート(混雑時は避ける)

マクドナルド(混雑時は避ける)

・自宅のリビング

 

僕は、現役浪人通じて、自室で勉強する時間が大半でした。

高校生の時は、学校終わりに、時々カフェやフードコートで数時間勉強することもありました。

部活帰りにマクドナルドでおやつを食べながら勉強したりもしました。

浪人期は、予備校の自習室に籠ることも多かったですが、時折、図書館にも行っていました。

長期休暇は、あまり家から出なかった代わりに、勉強場所を自室からリビングに変えたりしていました。

 

 

5.スマホに触り過ぎない

 

スマホの触り過ぎには要注意です。

息抜きの為のゲームに入り浸る、なんてことはないようにしましょう

スマホを触るのをセーブ出来ない人は、スマホに過度に触らないように対策しましょう。

ゲームのやりすぎで志望大学に落ちた受験生は数知れず……。

対策としては、以下のものが挙げられます。

自室の勉強机から物理的に離れた場所に置く

出来るだけ図書館や自習室に籠るようにする

・スクリーンタイムを設定する

・親の目の届く場所で管理してもらう

スマホを解約してガラケーに変える

 

個人的には、上二つがオススメです。

正直、ガラケーに変えるのは、かなり思い切った作戦だと思いますが、意志の強さの表れですよね。

因みに、それを実行していた子は一浪して東大に理系で合格していました。

 

 

6.目標の場所を訪れる

 

目標の場所を訪問して、モチベーションアップを図るのが個人的にかなりオススメです。

浪人生なら、志望大学のキャンパス訪問になりますね。

もしその場所が遠方ならば、その道中がプチ旅行にもなります。

そこで過ごす日々の具体的なイメージを持てます。

具体的なイメージを持てたモノの実現可能性は高いです。

目標の場所に行ってみるのはとても良いと思います。

僕も夏に、日帰りで名古屋から北海道に一人で飛んで、北大に訪れました。

朝イチの飛行機に乗って、数時間北大キャンパスを探索して、半日の弾丸小樽旅行をして、その日の内に名古屋に帰りました。

二時間くらい広いキャンパスをうろうろして、学食でラーメンを食べましたね。

結構大変でしたが、初めての北海道だったので楽しかったですね。

 

 

最後に

 

僕なりの中弛みしない為の方法を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

人間の意志の力は、そんなに強くないので、色々な対策をするにも周りの環境などを変えるのがやはり良いと思います。

人それぞれのやり方があると思うので、参考にして自分に合った中弛みしない方法を見付けてください。

 

 

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予備校時代の仲良い友達ってとてもいいよ

こんばんは。北大生の如月です。

 

皆さんは、予備校時代の友達と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか?
受験情報を共有し、授業の予習や模試の成績を見せあう姿でしょうか?


勿論、予備校の友達とは、そのような遣り取りはありました。
が、今回話したいのは、そうのような実利的な付き合いの友達ではありません。

 

損得勘定抜きにして仲良い友達を予備校で作ると良いよってお話をしようと思います。

 

 

予備校の仲良い友達を持つと何が良い?

 

 僕の二年の浪人生活はこのような感じでした。


一浪目→四谷学院で友達に恵まれた予備校生活
二浪目→駿台でずっと独りぼっちの予備校生活

 

その対照的な二年を送ったからこそ解ることもありました。

以下で、予備校の仲良い友達を持つと何が良いのかを具体的に紹介していこうと思います。

 

 

浪人生活を楽しくしてくれる

 

予備校の仲良い友達は、彩りに乏しい浪人生活を明るくしてくれます

浪人生は基本、予備校と自宅の往復の日々ですから、予備校の友達と過ごす時間は貴重でした。

仲良くなると内輪ネタも出来てきたりして更に楽しかったです。

休憩時間や授業後、コンビニにコーヒーやお菓子を買いに行こうなんて遣り取りも懐かしくなったりするんですよね。

高校の部活終わりに地元スーパーに寄って、ジュースとアイスを買って駄弁るのと同じです。笑

あの空間にはもう一度戻りたいな。

 

 

浪人して大学受験を共闘した戦友

 

予備校にいるということは、皆一度は苦い思いをして、浪人の一年を頑張って大学受験を戦い抜いた人達です。

最終的に受験は個人戦ですが、普段からどこか一緒に頑張っているという雰囲気があった気がします

今でも、久し振りに会うと、浪人期の話が出たりして懐かしい気分になります。

 

 

広範囲から色々な高校出身の人が集まる

 

高校と違い、予備校は、県内に留まらず県外からも人が集まってきます

多様な人と交わることは、価値観や経験を広げてくれます

これは、飽くまで一例ですが、本当に色々な違いがありました。

・高校

・出身

・中高の所属部活

・共学、男子校、女子校

・公立、私立

・性格

方言も違うし、高校毎の独自の文化もあったり、それぞれの話に花が咲きましたね。

僕は共学の公立高校出身なのですが、男子校の友達と話していて、中高での文化の違いには驚きました。

石川県から名古屋に出てきて一人暮らししながら、予備校に通っている友達もいました。

理三の友達も、予備校でなければ出会うことはなかったでしょう。

これは、大学でもきっと同じことが言えると思います。

 

 

全国各地の様々な学部に進学する

 

これは、まさに予備校ならではだと思います。

高校の友達も全国各地の色々な学部に散らばっていくのですが、正直、高校はその学校毎の進学先の傾向があって、予備校よりは多様性に欠ける気がします。

特に、医学部進学者の割合の違いは顕著だと思います。

 

僕が予備校で仲良かった友達の進学先も医学部、工学部、農学部、外国語学部など様々な学部、そして、関東、愛知、大阪、九州と全国に散らばっていきました

医学部の友達が多いので何か病気の際は "Second opinion" ならぬ "Fifth opinion" くらいまで確保しました。笑

 

しかし、補足すると、予備校毎に程度の差があります。
駿台河合塾は、同じ志望コース毎に振り分けられるので、もしかしたら高校よりも偏りがあるかもしれません。

四谷学院は、かなり進学先はバラバラでした。

 

 

それぞれの志があり、影響を受ける

 

志望校も将来やりたいこともそれぞれなので、「こんな価値観があるのか」「そんな道もあるのか」と驚かされました。

当時やりたいことが漠然としていた僕には、堂々と将来の目標を語る同い年があまりにも格好良くて、「本当に同い年か」と衝撃を受けました

あまり周りには言いませんでしたが、大いに影響を受けましたね。

予備校での出会いは、今の僕を形作る一つです。

これは、高校や大学にも同じことが言えると思います。

 

 

受験を終えても付き合いが続く

 

受験を終えても、付き合いが続き、長期休みに会ったりします。

僕も、受験を終えたこの春、四谷学院時代の友達と夜ご飯を食べに行きました。

お互いの近況報告や他愛もない話、浪人時代の話で盛り上がりました。

お酒も飲んだのですが、酔った友達を見ていて面白かったですね。

(僕も友達も成人しているので飲酒は合法です。)

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私立医学部の闇も聞いたりしました……。苦笑

医学部の友達は本当に大変そうで、頭が下がります。

つい、考え無しに医者を叩く世間は、彼らの苦労や努力を知るべきだと思ってしまいます……。

 

兎に角、ちょっと大人なお店に行って、予備校時代の友達との食事は楽しかったですよ!(^^)

年上の友達が多めに代金を出してくれました。

ご馳走さまでした!笑

 

 

最後に

 

僕は、予備校で良い友達との出会いがありました。

予備校生活で楽しかったことは殆どが友達との時間なので、浪人は辛いときもあったけれど、今思うとあれも大切な自分の人生の時間だな、と思います。

彼らとの付き合いは今も続いているし、これからも続けていきたいです。

次会うのはいつになるかな。

 

やはり持つべきものは友。

 

大学で良い出会いがあるといいなあ。

 

これを読むあなたにも良き出会いが有らんことを祈って。

 

 

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浪人生の恋愛、毒か薬か?

二年の浪人生活の中で「意外と浪人生の恋愛って話題に出るな。」と思ったので、こんな変わり種で記事を書いてみました。笑

 

ただ、これは、僕の恋愛観を語るものでもなければ、体験談でもありません。

僕の浪人生の恋愛に対する所感をつらつらと綴ってみます。

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「浪人生の恋愛か?」

 

僕の考えを初めに言ってしまおうと思います。

 

 

毒、八割。 薬、二割。

 

 

 

 

「毒 八割、薬 二割」の意味・実態

 

毒、八割

→恋愛をする浪人生の八割が受験失敗

薬、二割

→恋愛をする浪人生の二割が受験成功

 

厳しい数字ですが、正直、このくらいの割合が妥当かな、と思っています。

 

更に言うと、カップルでも、男子側が恋愛に夢中になって大概落ちて、女子側が割と受かるイメージがあります。

ただ、男女関わらず、第一志望不合格や志望校を下げる場合は少なくないです。

 

 

恋愛が毒になる人薬になる人との違い

 

「勉強との切り替えが出来るか」

これに尽きると思います。

 

以下では、恋愛が毒になる人と薬になる人の具体例を挙げて、最後にまとめてみようと思います。

 

 

恋愛が毒になる場合

 

失恋して引きずったり、トラブルに繋がる

悲しいことですが、浪人中に別れてしまうカップルがいるのも事実です。
そうなった時に、未練たらたらだったり、結果トラブルを招いてしまう人は、その後も尾を引いてしまっていた印象があります。

 

頻繁かつ長時間、恋人に会う

頻繁にダラダラと何時間も話し込んでしまうタイプの人は良い成績を収めていることは少なかった気がします。

特に、お互いに依存してしまうと危険だと思います。

いつも休み時間にべったりくっついているカップルなどがその例かと思います。

これは、友達付き合いにも同じことが言えます。

 

予備校で異性にアプローチをかける

予備校に入り、男子が女子にアプローチをかけている話は、割と耳にしました。

心做しか、男子校出身者に多い気がします。

(勿論、皆がそうではありません。気を害してしまったら申し訳ないです。)

女子と接する機会が少なかったのも関係あるのかもしれません。

 

 

恋愛が薬になる場合

 

距離感を適度に保てている

会う時間や場所を決めて、LINEの遣り取りも程々にして、適度な距離感を保てているカップルはです。

このようにして、分別のある付き合いをして、受験勉強に取り組んでいるカップルは、成功率が高かったと思います。

例えば、一緒に過ごす時間を昼休みや登下校だけにして、授業もちゃんと出て、別々に自習室にこもっていた知り合いカップルは、旧帝大に合格していきました。

 

お互いを励ましあえる

受験は周りの環境も影響しますが、最終的には個人戦です。

本人がどれだけ努力出来るかの戦いです。

浪人生同士のカップルも、大学生と浪人生のカップルも、お互いを尊重して励ましあえるカップルが、上手く乗り切っていたのかなあ、なんて思います。

 

 

最後に

以上、浪人生の恋愛に対する僕の所感をつらつらと綴ってみました。

勉強との切り替えが出来るか、即ち、理性的にセーブ出来るか否か、という人格的な部分が一つの結果として、受験の合否に表れてきているのかな、という気がします。


個人的には、浪人生は恋愛しない方が良いと考えています。

恋愛はエネルギーも時間も使うものだと思うので、制約のある浪人生にとっては厳しい部分があるというのが僕の意見です。

僕は、二年の浪人生活で恋愛はゼロでした。 

 

とは言っても、高校時代から付き合ってきた恋人がいる人は、簡単に別れる気にならないと思います。

そういう人は、恋愛が毒にならないように、薬になるように、節度を持った付き合いを続けるのがいいのかなあ、なんて思ったりします。

 

も分量を誤れば、に成り得ます。

またその逆も然り。

 

今、浪人していて、恋人がいるという人は、上手く勉強と切り替えが出来る方法を見つけて、受験も恋も上手くいくことを願っています。

両方上手くいくに越したことはありません。

 

 

以上、浪人生の恋愛に対する元二浪の僕の見解でした!笑

 

 

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浪人して変わったこと5つ

こんばんは。二浪理系北大生の如月です。

二年の浪人生活を経て、変わったことについて語ろうと思います。

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浪人して変わったこと

 

 

1.より深く考えるようになる

多くの浪人生が口にすることですが、浪人すると考える時間が増える為、より深く考えるようになります。宅浪だと、尚のことそうかもしれません。

 

特に、自分について見つめ直す良い機会だと思います。

僕も「自分が将来何をしたいか」を高校生の時はなんとなくイメージはあっても、上手く言語化出来ませんでしたが、浪人して「これがやりたかったんだ」と言葉にすることが出来るようになりました。

中学卒業からずっと考えてきたことだったので、形になった時は、妙に嬉しかった気がします。

将来やりたいことはその都度、形を変えるかもしれませんが、一度真摯に向き合うということに大きな意味があったように感じます

ただ、将来やりたいことがある方がおしなべて良い、という訳ではなく、色々な生き方や考え方があると思います。

 

 

2.余計なプライドがなくなった

中学は文武両道の学生生活を過ごし、高校受験も苦労せず、進学校に入りました。

入った高校でも、良い成績が取れてしまったことがありました。

それまでには無かったちっぽけなプライドが生まれてしまいます。

そのプライドは、悪い方向に働くことが多く、自分の目を曇らせました。

 

ですが、高校では中学時代とは対照的に、努力しても部活も受験も全く上手くいきませんでした。(中学時代も努力は人よりしていました。)

挫折を味わい、ちっぽけなプライドは、徐々に消えていきました。

すると、それまで取るに足らないものと切り捨ててきたものに価値を見出すようになりました

冷静に自分を見つめ直し、他人を素直に認められるようになりました。

 

 

3.興味の幅が広がった

浪人して、情報収集をしたり、予備校で学ぶ中で、興味の幅が広がりました。

そうすると、感じられる世界が広がるので、楽しみが増えて豊かになります

 

例えば、四谷学院で英語の個別指導を受けるうちに、言葉への興味が深まりました。

元々、読書は好きだったものの、高校生の時には、言葉への拘りは殆どありませんでした。

大和言葉や日本語の語源などを調べるのが楽しくなり、小説ばかり読んでいた僕の書棚には詩集が並ぶようになりました。

これに限らず、機械や音楽にも今は興味があったりします。

 

 

4.大学に通う意義を見つめ直せた

二年も浪人生活を続けていると、それまであるのが当然だった学校の存在の大きさを再認識します。

現役生は、受験を通過することに意識がいきがちで、大学入学後は遊ぼうと思っている人も多い気がします。

二浪を終えた今の自分には、大学というのは本当に恵まれた場所なんだな、と感じられます。

 

5.チャレンジ精神が旺盛になった

失敗を恐れず、果敢に何かに挑戦しようと思うようになりました。

二浪目でどん底を味わったので、大学生の内に何か挑戦して失敗しても、大してリスクが無いと思うようになりました。

やらぬ後悔よりやって後悔ということです。

そこから得られる学びは、やった人にしかないのです。

やってみて、失敗してもそこから新たな展望が開けるかもしれません。

 

 

以上、僕が二年、浪人して変わったこと5つでした!

 

 

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浪人生の息抜きって何がある?

こんばんは。二浪理系北大生の如月です。

 

浪人中って、勉強ばかりでは息が詰まるけれど、どう息抜きするのが丁度良いのか、悩みがちですよね。

 

常に頭の片隅に「受験勉強」というものが鎮座していて、休憩するにもどことなく罪悪感を感じてしまったりする人が少なくないと思います。

 

なので、僕は、短時間で手軽に終わることか、たまに思い切り没頭してリフレッシュ出来ることをしていました。

 

以下では、その二年の浪人期間中、僕がしていた息抜きを具体的に紹介します。

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(かなり前、僕が行ったカフェです。) 

 

 

 

  • 音楽を聴く

最も手軽に出来る息抜きです。

移動中や授業の休み時間など、スキマ時間で済ませられます。

僕は、かなり音楽に助けられました。

 

 

  • 散歩

手軽に出来る軽い運動なので、おすすめです。

予備校の休み時間に、よくフラッと10分程散歩に行ってました。

気ままに歩いて、外の空気を吸うだけでも、頭がスッキリします。

 

 

  • 友達と食事に行く

個人的には、一番、気分転換になる息抜きです。

長期休みには、高校の仲の良い友達と必ず食事に行っていました。

回数こそ少なかったですが、サイゼリヤで何時間も潰したのを思い出します。

 

二浪目で、ストレスと悩みが溜まっていた秋頃、高校の親友を呼び出しました。笑

「いつでも呼んでくれ。」と言ってくれた彼には、感謝しています。

 

 

  • ランニング 

特に器具が必要ない上に、ジョギング程度なら体への負担も少ないのに、気持ち良く汗をかけるので、おすすめです。

高校では、陸上部に所属していたので、浪人中も、運動したくてたまらなくなった時は、時折、ランニングをしていました。

ただ、久しぶりに思いきやると、怪我をするので、要注意です。

 

 

  • 読書

 

僕は、趣味が読書なので、数か月に一度、本屋に寄って書棚を眺め、気になる本を買って読んでいました。

この一年の内に、詩集を買うようになりました。

 

 

 

鬱憤を晴らしたくなった時は、カラオケに一人で行って、ひたすら好きな曲を歌い続けていました。

自分の好きな曲ばかり入れられ、待ち時間もない上に、点数も誰にも見られません。

友達と行くのも悪くないですが、思う存分歌えるのが利点です。

 

 

  • アニメ鑑賞

 

一話ずつ自制して観れる人には、おすすめです。

また、AbemaTVだと、毎週新作アニメの最新話を無料で観れたので、利用していました。

これだと、1クール丸ごと観てしまうなんてことも起こらないので、安心です。

深夜アニメをリアルタイムで観るのは、寝不足になるので、あまり良くないでしょう。

 

 

 

以上、僕の浪人時の息抜き紹介でした。

 

浪人生の参考になればいいな、と思います。

 

 

 

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文系タイプの理系の数学対策法【模試成績 公開】

こんばんは。理系北大生の如月です。

 

僕は、理数の勉強が苦手で、本当に受験数学で苦労しました。

 

が、浪人生活の末、北海道大学上智大学東京理科大学明治大学などに合格しました。

 

 

「量はこなしているのに、色々な努力をしているのに、伸びない」という人は、いませんか?

 

そういう人の参考になればいいな、と思います。

 

少しでも同じ悩みを持つ受験生を応援したいと思って、僕の模試の成績も載せて、赤裸々に語りました。

 

本当に多くの人の前に晒せるような成績ではなく、かなり恥ずかしいですが……。

 

 

 

 

数学が苦手で、英国が得意な理系

 

僕は、二浪して北海道大学総合理系に合格しました。

 

が、タイトルの通り、僕は、ド文系タイプです。

 

得意科目は、英語国語

センター試験は、英国社、どれも九割を超えました。

 

苦手科目は、数学

三年に渡る受験生活で、長らく足を引っ張っていたのは間違いなく、数学でした。
ですが、最終的に大きく伸ばしました

 

 

数学が伸びる前後の模試の成績

 

僕は、二浪目の秋まで、数学がずっと伸び悩んでいました。

以下では、数学が伸びる前後の模試の成績を載せていきます。

全て二浪時のものです。

 

 

第1回駿台全国模試(6月)

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計算間違いも重なりましたが、これが実力でした。
かなり落胆し、どうすればいいのか途方に暮れたのを覚えています。
駿台全国模試は、その難易度から、駿台残酷模試と呼ばれることも……。)
 

 

第2回駿台全国判定模試(9月)

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英語と国語が得意で、数学が苦手なのが、顕著に表れていると思います。

大分、数学が伸びたように感じるかもしれませんが、前が酷過ぎただけです。

それと、前回よりこの模試は偏差値が高く出やすいです。
二年の浪人生活全体を通して見ると、このような感じの成績が多かった気がします。

 

第3回駿台全国模試(12月)

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この9月→12月の間に、数学が急に伸びました

英国と遜色ないレベルにまで数学の成績が上がりました。
この第3回駿台全国模試は、例年特に難しく、最も偏差値が低く出やすい模試です。
それを踏まえた上で、偏差値が上がったので、健闘したと思います。

 

どうでしょうか?

 

やはり9月→12月の成長を経て、数学の苦手は克服したと言えるくらいに伸びました。

秋の阪大実戦模試北大実戦模試でも、数学で稼げるようになりました。

数学が伸びたお陰で、二浪終盤の模試は、他の難関大学でもA判定続きでした。

 

 

 

苦手な数学をどう克服したか

 

数学が本当に苦手な人は、何と無く勉強をしていても、あまり伸びない、というのが僕の意見です。

模試などを活用して、失点の要因を全て洗い出し、一つ一つに対して、対策を講じる必要があります。

僕が、どういう風に苦手を克服したかを、紹介しようと思います。

 

 

 

どういう風に失点するのかを分析⇒対応策

 

細かいですが、失点の分析は、ざっとまとめるとこんなところです。

 

  1. そもそも時間が充分にあっても解けないくらい、自分には難しい。
  2. 典型問題の習熟が甘く、処理に慣れていない。
  3. 論述が甘い・記述に慣れていない
  4. 計算ミス
  5. 設問内容の勘違い
  6. 本番で過度の緊張・焦り
  7. 本番での時間配分ミス

 

4~7は、主に僕の落ち着きのない性格によるものです。

多くの人は、ここまでする必要はないと思います。

 

ケアレスミスと括りがちのものもありますが、曖昧な言葉でまとめるのはやめるべきです。
きちんと言語化・具体化して、対策を考えることによって、僕は失点が減りました。

 

以下で、詳しく掘り下げていきます。

 

 

1.そもそも時間が充分にあっても解けないくらい、自分には難しい

   

解答解説を片手に、解き直すのをよくしていました。

他にも、模試の問題やテキストの重要問題は、復習用のノートを作ると良いです。

 

何回も復習するのが、時間的に厳しいときは、一回の復習を工夫して忘れにくいようにしていました。

春や夏、時間に余裕がある時期は、難しい問題にじっくり取り組むのも、思考力を鍛える為に、必要だと思います。

 

 

2.典型問題の習熟が甘く、処理に慣れていない

   

一番は、青チャートや一対一など、網羅系の参考書を周回することだと思います。

また、類題を集めて解くこともしていました。

中でも特に苦手なものは、復習用のノートにまとめたりしていました。

 

ただ、量をこなすことに囚われていけません

定石を理解し、自分のものにするのが目的です。

 

理解→記憶、の順です。

根本の理解を優先してください。

 

 

 

※1・2のことは、苦手分野で頻発します。

これら1・2をひっくるめて、参考書でその分野を集中的に勉強するのも有効だと思います。

 

 

3.論述が甘い・記述に慣れていない

  

二浪目の一年間は、数学の問題は、白紙のコピー用紙に全て記述解答を作成していました

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普段、言葉を省略して、計算しかノートに書いていないと、本番で意外と論述に時間が掛かったりします。

他にも、一例ですが、ベクトルで「一次独立」の記載を忘れたりします。

不慣れだと、計算ミスも増えると思います。

 

また、同値記号⇔は、使い方を誤ると減点されるので、全く使わないようにしました。

 

 

4.計算ミス

 

計算ミスにも種類があります。

 単純な計算間違い→所々で検算。それも、暗算と筆算など違うやり方でやる。

 数字の見間違えに起因→余白に大きく書く。書き間違えたら丁寧に消す。

 積分などで計算式や数値の写し間違えに起因→計算式を省略しない。確認を必ず。

 

また、こまめに各ポイントごとに計算ミスが確認することも有効です。

時間が掛かると思うかもしれませんが、 ミスをしたまま計算することがなくなるので、結果的に時間短縮になります。

 

このように、細かく対策しました。

そして、普段から3.で紹介したように、常に実戦形式で数学を解くことで、かなり酷かった計算ミスが徐々に改善していきました。

 

 

5.設問内容の勘違い

 

二回、設問を読んで、間違えそうな箇所には線を引いてました

微分だけでいいのに極値まで調べてしまったり、空間ベクトルなどで座標取り違えたり、図形の図示を間違えてしまうことがありました。

大概、やっていることは正しいのに、値が定義域を外れたりしてやり直し、時間を浪費することになります。

 

 

6.本番で過度の緊張・焦り

 

試験本番では、誰もが多少緊張や焦りがあると思いますが、僕の場合、焦りがかなり酷かったです。

数学では、一度詰まると、そこから焦り始めてしまい、頭の回転がかなり鈍ってしまいました。

酷いときは、頭が真っ白になって、なにも解けなくなることが何度かありました。

どうしてかを考えたところ、高得点を取らないと、という潜在的な意識が働いていたことに原因がありました。

 

まずは、出来る範囲で背伸びせずにやればいい、と自分に刷り込みました。

それでも、まだかなり焦りが残っていたので、解ける問題を確実に解いて、気持ちを落ち着けることを意識すると、かなり良くなりました。

 

時間配分とも繋がるところがあるので、次でもう少し堀り下げていこうと思います。

 

 

7.本番での時間配分ミス

 

以前は、計算などで一度行き詰ったら、早い段階で他の問題に移って、後でもう一度解き直す、ということをしていました。

しかし、このやり方が悪かったと、後になって気づきました。

 

解けないまま、他の問題に移るということは、まだ点数を獲得出来ていないまま他の問題を解く、ということです。

 

点数を獲得出来ていない状態が、更なる焦りを生み、パフォーマンスの低下を招いていていたのです。

 

なので、計算ミスが減ってきた頃、取れる問題は、一度行き詰っても後回しにせず、じっくり時間を掛けて、解き切るようにしました。

 

全部解ける必要はありません。

 

トータルで取れていればいいので、初めから5問あったら3問に時間を費やして、その3問だけは何としても解き切る、というスタンスでも良いのです。

 

そうすると、「ここまでの点数は取れている」と安心感を得ることが出来て、パフォーマンスがかなり上がりました。

 

簡単なことですが、僕は、ここまで来るのに時間が掛かりました……。

愚かにもほどがあります……。

 

 

 

以上、七つの分析と対策でした。

 

 

僕の場合、二浪目の時には、演習練度よりも計算ミス・過度な焦り・時間配分が課題でした。

 

一定の演習を積んできて、定石は一通り頭に入っていたので、本番で力を充分に出せるようになった秋以降、急に伸びたのだと思います。

 

 

 

これが、ド文系タイプの僕が数学苦手を克服して、北大に合格するまでのお話でした。

 

 

以上、拙筆で長文でしたが、読んでくださりありがとうございました。

 

僕は、本当に苦しい時間を過ごしたので、数学が苦手な受験生の参考になると嬉しいです。

 

受験生を応援しています。

 

各々の第一志望の合格を掴み取ることを祈っています。

 

 

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今日で浪人生おしまい。

今日を最後に、駿台に置いてある自分の学籍がなくなる。

 

二年に渡る浪人生活も、ようやく終幕。

 

今の気持ちを、文章にして残しておきたいと思って書いている。

 

 

 

 

長かった……。本当に、長かった……。

 

振り返ると、短く感じられる。けれど、二浪目は、本当に辛かった。

 

どれだけ長く感じたことか。

 

特に、受験直前期は、気が気でなかった。

 

母には、「早く受験終わらないかな。」と、毎日こぼしていたと思う。

 

北大を受験する為に、札幌に着いてからは、抱えていた重圧が尋常でなかった。

 

二次試験前日の夜は、心の均衡を保つのに必死だった。

 

受験当日の朝も、雪が降りしきる中、工学部棟前で待ちながら、メルトを聴いていたなあ。

 

 

これは、受験直前期によく聴いていた「アイロニ」という曲。

 

少し歩き疲れたんだ 少し歩き疲れたんだ 月並みな表現だけど 人生とかいう長い道を

少し休みたいんだ 少し休みたいんだけど 時間は刻一刻残酷と 私を 引っぱっていくんだ

 

うまくいきそうなんだけど うまくいかないことばかりで

迂闊にも泣いてしまいそうになる 情けない本当にな

惨めな気持ちなんか 嫌というほど味わってきたし

とっくに悔しさなんてものは 捨ててきたはずなのに

絶望抱くほど 悪いわけじゃないけど 欲しいものは いつも少し手には届かない

そんな半端だとねなんか 期待してしまうから

それならもういっそのこと ドン底まで突き落としてよ

 

文武両道で順風満帆な中学から、一転、部活も受験も上手くいかなかった高校生活。

自他共に一番の努力家と認める程に、努力を重ねたが、インターハイに出場する友達を横目に、自分は全く結果が出ずに終わった。

 

励ましの歌詞ではないが、「部活も勉強も努力するけど、中途半端で目標に届かない」という自分の気持ちに寄り添う歌詞で救われた。

 

受験直前期は、これを聴いて泣きながら、机に向かった夜もあった。

 

 

よく耐えた。

 

辛かったが、本当に頑張って良かったとしみじみと思う。

 

 

北大合格以外にも、得たものが多い浪人生活だった。

 

この二年が無ければ、今こうして、ブログを書いている自分はいない。

 

間違いなく自分の糧になるだろう。

 

お疲れ様。

 

 

繰り返すが、今日は、駿台の学籍が切れる日。

 

一年前の今日は、四谷学院の学籍が切れる日。

 

でも、明日から四年間は、北海道大学の学籍。

 

 

周りの支えがあってのものだが、間違いなく自分で勝ち取った日々だ。

 

あそこで過ごせると思うと、胸が躍る。

 

北大で過ごしている間は永遠に感じられるけれど、きっとあっという間に終わりが来るのだろう。

 

 

そしてまた、約二十年の実家生活にも終止符が打たれようとしているのを思うと、寂しさが残る。

 

早かったなあ。

 

 

もう人生を二十年も過ごしてしまった。

 

残り数十年。

 

人生百年時代というけれど、そんな長いものなのかと懐疑的ではある。

 

まだ何もしていないのに、意外と自分の残りの寿命が短くて焦りと不安を覚える。

 

 

 

 

四年後の自分は、何をしていて、どういう思いで、この文章を読むのだろう。

 

今は、やりたいことに向かっている。

 

 

どうか北海道大学で過ごす青春が良きものでありますように。

 

 

取り敢えず、今日までの俺は、受験を三年間頑張ったよ。

 

 

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春、予備校が始まるまでにやるべきこと【浪人生へ】

どうも、如月です。

 

僕は、二年に渡る浪人生活を経て、この春、北海道大学総合理系に合格しました。

 

二年の浪人生活を経験した僕が考える、春、予備校が始まるまでにやるべきことを紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

※注意

 

以下のやるべきことには、優先順位があると僕は考えています。

なので、基本的には、上記の順序を守るのを推奨します。

ただ、志望校設定などは人に依って、入れ替わると思います。

 

 

 

1.何の為に浪人するか・将来自分が何をしたいかを考え直す

 

なぜ、これを一番最初にやるか?

それは、あなたが自身で考えた目的や目標が、あなたの浪人生活の精神的な支えとなるからです。

目的を自分の言葉で明確化して、最終像をイメージ出来た人間は本当に強いです。

 

そして、浪人する理由が「〇〇大学に入りたい」というのでも良いと思いますが、将来自分が何をしたいかを突き詰めてみると、個人的には更に良いと思います。

 

答えが出なくてもいいので、まずは、真摯に向き合ってみましょう。

高校の同級生でも、「文系学部に進学したけど、本当は理系のことがやりたいと大学入学後に気付いた。でも、もう遅かった。」という人がいます。

 

ただ、人それぞれの価値観があるので、こうでなくても良いと思います。

 

因みに、僕は、「〇〇大学に入りたい」という気持ちで一浪を決めましたが、「将来〇〇をやる為に」 という気持ちで志望を変えて、二浪を決意しました。

 

 

 

2.今年の入試本番の自己採点・振り返り

 

受験校の数は、人それぞれだと思いますが、それぞれについて、自己採点と振り返えりをすると良いです。

但し、これは厳しめにやってください。

これをすることで、本番での実力や自分の得意不得意をおおよそ見積もることが出来ます。

模試とは違う受験本番でどれだけやれたかを掴むことは重要です。

これによって、浪人の一年間でどう対策していくかが変わると思っています。

 

自己採点は、細かく出すのは厳しいので、「〇割」という風に僕は出していました。

振り返りは、各大問や各分野ごとに、具体的に、どこが出来て、どこが出来なかったか、書き留めていました。

 

 

 

3.この一年の模試の振り返り

 

この一年の模試の成績表を見直してみてください。

 

注目すべきは、分野ごとの得点率や記述答案です。

得意不得意を見極め、英数国の記述答案で記述はどのように失点しているのかを確認します。

一回ごとの模試についてこれを行いますが、一年を通して見ると、様々なことが浮かび上がってくるかもしれません。

 

判定や偏差値も志望校設定で参考にします。が、数値に囚われすぎないようにしてください。

 

 

 

4.志望校設定

 

大学名、やりたいこと、学費など、選ぶ軸は人それぞれだと思います。

ただ、自分の得意不得意に適した配点を選ぶのが戦略的には良いです。

他にも、共通テスト重視なのか、二次試験重視なのか、など。

 

やりたいことが無い人は、入学時に学部を選ばなくてもいい東大や北大をお勧めします。

 

また、早いうちから、私大、国公立中期後期の大学の目星を付けておくのも良いと思います。

 

 

5.苦手潰し

 

予備校が始まると、予習復習に追われて、自由に勉強出来る時間があまり取れなくなります。

そうなる前に、少しでも、苦手を潰しておきましょう。

後回しにしようとすると色々と溜まっていきます。

 

個人的には、受験で重要度が高く、習熟するのに時間の掛かる、英語や数学に取り組むことをお勧めします。

この時期、僕は、数学の苦手潰しに一対一をやってました。

 

 

 

ここまで、お送りしてきましたが、個人的には、「1.何の為に浪人するか・将来自分が何をしたいかを考え直す」に真剣に向き合って欲しいです。何より、あなた自身のためになるからです。

 

大学生の友達で、進路選択に後悔を残している人が意外に多いのです。

 

そうはなって欲しくないですから。

 

 

 

浪人の一年間は、意外と短いですよ!

 

この春、良いスタートダッシュを。

 

このブログをわざわざ覗いてくれた浪人生の上にも、来年、桜が咲くことを祈ってます。

 

 

 

以上、二浪新北大生からでした。

 

 

 

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こんな春になるはずじゃ……   【新型コロナウイルス】

昨日、北大のホームページで日程変更の発表があった。

 

長く暗い浪人生活を終えて、ようやく、華の大学生活が送れると思ったが……

 

 

入学式もない、新歓もない、授業もない。

 

 

ようやく手にしたと思って心待ちにしていた新生活が、手のひらからすり抜けていく感じがする。

 

只管に新型コロナウイルスが憎い。

 

そして、この休みが生まれることで、夏休みも短縮されるだろう。

 

 

正直、落ち込んだが、こればかりは嘆いていても仕方が無い為、前向きに春の過ごし方を考えなければいけない。

 

 

同じ北大新入生はどう過ごす人が多いのだろう。

Twitterでは、実家で過ごすという人も見かけた。

 

 

自分の場合、四月一日に北海道入りして実家には帰らないから、仮に授業開始がGWだとしたら、約一か月予定が空くことになる。

 

今考えているのは、このあたり。

 

  • TOEFL ITPの勉強
  • YouTube投稿開始
  • 電子工作の勉強
  • 車校に通う
  • バイト探し
  • プログラミングの勉強     

 

 

TOEFL ITPの勉強は、英語の単位優秀認定の為に必要だから外せない。

(とは言うものの、まだ参考書を買って以降、あまり進んでいない。)

 

YouTube、電子工作、プログラミングは、単純に自分がやりたい。

 

車校通いに関しては、一足先に大学生になった友達によると、車の免許は大学一年生の間に取っておいた方が良いそうだから、この機に取るのも悪くなさそうだ。

ただ、通うとなればそれなりに忙しそう。

 

バイトもなにをやるかは、目星は付けておきたい。

 

悩ましい。

 

いずれにせよ、思いの外、向こうで惰眠を貪っている暇はなさそうだ。


北海道に旅立つ前に、読書したり、出来るだけダラダラしておこうか。

 

因みに、今は、自炊の練習を頑張っている。
今日の昼御飯はグラタンで、晩御飯がハンバーグの予定。

 

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「浪人しても成績は伸びない」ってホント?

こんばんは。二浪理系北大生の如月です。

僕は、二浪を経て、この春から北大に通うことになる理系学生です。

 

今日の僕は、札幌へ送る荷物の荷造りをしていました。

自室から運び出した物が詰め込まれた段ボール箱を見て、旅立ちがもうすぐだなという感じがしています。

 

 

 

それはさておき、皆さん、こんな言葉を一度は耳にしたことはないでしょうか?

 

 

 

 

浪人しても成績は伸びない」

 

 

 

僕もTwitterで浪人生がそのように呟いているのを見たことがあります。

 

 

 

 

これは真か、偽か?

 

 

 

 

はっきり言いましょう。

 

 

 

 

 

 

偽です。

 

受験勉強を適切に進められなかった浪人生の戯言です。

 

適切に受験勉強を進められれば、必ず成績は伸びます。

 

 

 

 

「浪人しても成績は伸びない」と言う人は、大概、勉強方法を間違えています。
受験勉強を適切に進められていないのです。

 

 

そのような人が、恨み辛みをぶつけるために、嘯いているだけだと僕は考えています。

そうならないように、自分の受験勉強の方向修正を考えるべきです。

 

 

  

 

実際、僕は現役→一浪、一浪→二浪のどちらの過程でも全教科、成績は伸びていました。

 

 

 

 

最終的に、理系二次の実力が求められる阪大実戦や北大実戦でA判定、センター試験では全ての文系科目で九割を越えました。

 

(理系でやらかした科目があり、総計でセンター九割は届きませんでした。これも実力ですが。自己採点中に血の気が引いていったのを思い出します。苦笑)

 

 

 

 

考えてみれば、至極当然です。

 

 

一年という浪人期間が与えられて、それを受験勉強のためだけに使えるのですから、やり方を間違えない限り、成績は伸びるでしょう。

(仮面浪人など事情に依っては、一概にそうと言えないかもしれません。)

 

一浪も二浪も関係ありません。

 

 

 

(かくいう僕も、実際はかなり数学に苦労しましたが、伸びてはいました。)

 

 

 

そして、ここで勘違いして欲しくないのが、

 

「浪人して成績が伸びる」≠「受験本番で上手くいく」

 

ということです。

 

 

 

僕の友人でも、「なぜこの人が落ちたんだ?」と思うくらい、実力がある人もいます。

受験は運もつきもので、必ず報われるとは限りません。

 

そこは覚悟の上で、皆さん、浪人を決意した筈です。

 

 

 

しかし、受験勉強を適切に進めていれば、成績は伸びます。

 

 

少なくとも、僕は二浪して三年の受験生活で成績は伸び続けました。

 

 

 

 

浪人生は取捨選択をして、自分に必要なものを取り入れて、学力を伸ばすことに注力してください。

 

 

幾らか忍耐の日々が続くかもしれませんが、伸びる日が来ます。

 

腐らず地道な努力が一番の合格への近道です。

 

 

 

 

以上、「浪人しても成績は伸びない」という言葉に対する僕の見解でした。

 

 

 

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四谷学院と駿台の比較【元在籍生がぶっちゃける】

こんばんは、理系北大生の如月です。 

 

二つ目の記事は、四谷学院駿台の比較記事です!

 

僕は、一浪目に四谷学院、二浪目に駿台に通い、この春、北海道大学上智大学などに合格しました。

 

出来るだけ公平な視点で両者を比較したつもりです。

どこの予備校に通おうか考えている人の参考になればいいなと思います。

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河合塾に通っていた友人の話を聞く限り、駿台河合塾については共通点が多いので、河合塾は、ある程度駿台と似た感じに感じになると思います。

 

 

では、いきましょう!

 

 

 

 

 

駿台四谷学院の比較】 

 

集団授業(駿台四谷学院

 

駿台

講師のレベルが高い。(特に理数、そして上のクラスに行けば行くほど)

講師が受験にかなり精通していて、知識が体系化されているのが良い。

テキストは、問題と答えしか載っていないシンプルなものが多く、どれだけ授業内で吸収できるか。

問題難易度は、クラスによって様々なので、何とも。

総じて、授業内容やテキストの問題構成は四谷学院より質が高いか。

その分、予習復習は大変。(四谷学院が楽な訳ではない)

ただ、少々大学受験の範疇を越えた内容を取り扱うこともあるから程々に。

   

四谷学院

講師のレベルは、低くない。

テキストは、問題のみで、答えは四谷学院のPCから印刷する。

特選クラスなど、少人数クラスだと、毎週記述の添削もしてもらえる上に

質問も授業中に出来たりして良かった

それ故、特選クラスなら使い方によっては駿台より質が高くなる。

     

※共通している点も少なくない

  成績別でクラス分け

  クラスによって難易度バラバラ

  スケジュール 

            英数国→前期は基礎、後期は応用、と全範囲を二周

    理社→一年で全範囲を一周

※講師のレベルは、校舎や科目によって様々。ただ、理数を中心に駿台の方が全体的に高い気もする。 

 

 

個別指導の有無(駿台△ 四谷学院◎) 

 

駿台

通期のカリキュラムがメイン。別に、大学生による個別指導がある。(別料金)

僕は、駿台で個別指導を受けたことがないので分かりません。

 

四谷学院

通期のカリキュラム+独自のプロ講師による個別指導が組み込まれている。

(料金は通期の学費に含まれる)

55段階個別指導と称されており、基本的に四谷学院独自の教材を使用。

志望毎の目標ペースがあるが、個人のペースで進められる。

この教材の予習復習が結構重くて大変。授業の予習復習と合わせると、かなりの量。駿台より多いかも)

この個別指導での添削がかなり良い

特に言語学専攻の院卒の先生達が控える文系科目の添削がおすすめ。

英作文や国語の記述添削を大量かつ丁寧にしてもらえる。

量と質は、駿台河合塾と比較にならない程良いです。

先生に顔を覚えてもらえると、癖などを見抜いて教えてくれたり個々人に合わせた指導をしてくれる。

     

四谷学院には、更に、駿台と同じように、オプションでの個別指導もある。

 

質問のし易さ(駿台△ 四谷学院◎)

 

駿台

質問出来るのは、授業後や休み時間、TA(予約制30分の質問コーナー)。

取れる時間が短いことが多く、少し慌ただしい。

そして、質問対応が講師によってかなり違う。 

柔和な講師は丁寧に教えてくれるが、短気な講師はかなり雑な対応も。 


四谷学院

カリキュラムが授業+個別指導で構成されており、それぞれで質問可能。

授業に関する質問も、駿台より個人を見て、答えてくれる。

全体的に、駿台より気さくで親しみやすい印象。

特に、個別指導はどんな初歩的な質問でも嫌な顔をせず、丁寧に答えてくれる。(本当)

(意外と重要。より質問しようという気になるから)

 

 

自習室(駿台四谷学院

 

駿台

開放型、個別ブース型、講堂等、数も豊富

色々使い分けて、気分転換していた。

 

四谷学院

開放型、個別ブース型の二種類で、数が若干少なく、少々狭い感じもする。

 

※どちらの予備校も、普段は席が埋まることは少なかったが、冬以降直前期は埋まりがちだった。 

 

模試(駿台◎ 四谷学院△)

 

駿台

強制的に駿台実施の模試を受けさせられる。

模試代は基本無料なのは、助かる。

大学別実戦模試も、年に二回までなら無料

   

四谷学院

強制的に駿台やベネッセの模試を受けさせられる。

模試代は自費なのが、少々痛い。

 

 

雰囲気(駿台四谷学院

 

駿台

進学校だと、かなりの人数が通う。

その為、出身高校毎に固まり、グループを形成する。

高校の延長線の感じが強い。

 

四谷学院

同じ高校から大勢が通うことが無い為、新たな友達を作りやすい

自分の高校は、進学校だったが、学年で2、3人しか同級生がいなかった。

自分が在籍していた特選クラスは変わり者が多くて楽しく、今でも交流がある。

駿台河合塾などの大手を選ばない気質が関係しているのかも。笑

 

 

在籍生全体のレベル(駿台 > 四谷学院

 

駿台

生徒数が多いのもあるのか、優秀な人が多い印象

どのコースも最上位クラスはかなり優秀な印象。

在籍していたSAクラスは良かったが、SB・SCは平均点を見てると差がある。

  

四谷学院

全体的なレベルは、あまり高くない

私文志望が若干喧しくレベルが低い。

だが、ちゃんと旧帝大に合格する人も一定数いる為、さして問題ではない気もする。

特選クラスは、レベルが高めなので、入れると良い。

僕は、一浪時に四谷学院に通って、国立大に落ちてます。

が、同じ特選クラスで勉強していた女友達は、理三に行きました。

四谷学院の広告に載っているので、日本中にいます。笑)

 

どちらも、休憩室や自習室前でたむろしているレベルの低い人がいるので注意

     

 

大学受験に関する情報量(駿台◎ 四谷学院〇)

 

駿台

実戦模試を含む各模試、センターリサーチ、駿台校内生から収集した情報量が凄い。

校内生限定で貰える情報が結構ある。

出願校選びで助かる人は結構居そう。

 

四谷学院

ベネッセとデータを共有しているから、意外だが割とデータはある

十分なレベルではあるが、駿台には敵わない

 

 

面談の丁寧さ(駿台〇 四谷学院◎)

 

駿台

駿台の担任との面談は、普通に丁寧。

だが、少し合格実績を優先してるきらいがあった気がする。

 

四谷学院

駿台より丁寧

ただ、他の子によると、講習の勧めが強かったようで、そこが微妙。

自分の担任のK先生は、本当に良い先生で、そんなこともなかった。

 

どちらの予備校も結局、担任の先生に依る所も大きい

基本的に、上位クラスほど担任が優秀だった傾向がある。

ただ、四谷学院は全体的にスタッフの方の人が良かった。

 

 

学生証発行の有無(駿台〇 四谷学院×)

 

駿台

法律上、学校扱いなので、身分証明書として、学生証が発行される。 

(顔写真有り)

それ故、様々な所で学割が利く

 

四谷学院

法律上、ただの塾と同じ扱いなので、学生証と銘打たれたものが貰えるが 学割は適用されない

 

 

 

【結論】

 

個人の好み!!

 

自分にあっていれば、どこでも良いと思います。

 

ただもし言うとしたら、僕の独断と偏見では、こんな感じかな、と思います。

 

本当に基礎からやり直したい→四谷学院

理数科目の実践的な知識不足→駿台

文系科目の記述力を伸ばしたい→四谷学院 

 

飽くまでこれは僕の主観なので、自分で後悔のないよう選んでくださいね。

 

 

 

この記事は予備校を迷っている人を想定して書いてますが、どこで勉強するか早く決めて、苦手潰しに時間を費やしたほうが良いです。

 

 「浪人しても、予備校選びを間違えたら、学力が伸びないのではないか」 と悩んでいる人もいるかもしれませんが、安心してください。


適切な受験勉強を進めれば、どこでも成績は伸びます。

「浪人しても成績は伸びない」ってホント? - 北大生 如月

ただ、気持ちよく受験勉強が出来るように、自分に合った予備校を選んでくださいね!


最後に、これだけは頭に入れておいて欲しいです。
 
合格するか否かは、結局本人の努力次第。予備校は飽くまで手段。
〇〇予備校の〇〇コースに入ったから合格する、という訳ではない。
必要な努力や選択をした者が合格を手にする。


実際、僕が通っていた駿台の最上位クラスは、3~4割が東大京大に落ちたりしていました。
本当に大事なのは、あなた自身の努力です。

 

繰り返しますが、予備校は飽くまで手段です。

是非、あなたの努力で合格を手繰り寄せてください。

 

 

以上、浪人した北大生による、受験生の為の、予備校の比較記事でした。

これからも、受験情報や北大での生活の様子を綴っていくので、よかったらまた覗きに来てください。

 

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二浪で北大に合格しました!

皆さん、初めまして、如月です。 

 

 

僕は、二浪の末、2020年3月7日に北海道大学に合格しました。 

この春からようやく、僕も晴れて北大生という訳です。

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これから、北大での生活に関する内容を中心に、このブログを綴っていきたいと思っています。  

割と投稿頻度を上げて、北大生の日常が垣間見えるような感じになれば良いなと考えています。

 

 

時折、二浪を含めた受験に関する内容や、趣味についても、触れていきたいです。

 

 

 

一般の方は、大学生の生活を覗く感じで、

新北大生の人は、一同級生に接する感じで、

受験生の方は、情報収集や息抜きに、     

 

見ていってもらえると嬉しいです。

 

 

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