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四谷学院の特選クラスを詳しく解説!【体験談】

どうも、理系北大生の如月です。

 

僕は、浪人時に四谷学院に一年通い、特選クラスにも在籍していました。

その時の特選クラスの体験談を書いてみようと思います。

 

興味のある人の参考になると嬉しいです。 

この記事より、四谷学院の特選クラスに関して詳しい情報はインターネット上に無いと思います。

 

では、早速本題に移りましょう!

 

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四谷学院の特選クラスとは

 

四谷学院の特選クラスは、東京一工志望専用の選抜クラスです。

(東京一工:東大・京大・東工大・一橋大)

四谷学院でも最も偏差値が高く、通称Tクラス。

クラスは下から B:ベーシック、S:スタンダード、H:ハイレベル、T:特選 となっています。

誰でも入れる訳ではなく、東京一工志望かつ選抜基準を満たした生徒だけが入れます。

四月の入塾当初、夏休み中盤の計二回、入れるタイミングがあります。

逆に、この二回しか入れるタイミングはありません。

 

 

選抜基準

 

二段階での選抜になっています。

一段階:校内実力テストでHクラス以上の得点

二段階:選抜テストで基準点(6割前後?)

 

四谷学院の実力テストは、マーク式です。

形式的にも、難易度的にも、センター試験に近い印象です。

今後の世代で言うと、共通テスト前後の難易度になるのかな、と思っています。

Hクラスに所属出来る得点を取ると、選抜テストの受験資格が与えられます。

 

選抜テストは、記述式です。

形式的にも、難易度的にも、駿台全国模試に近い印象です。

東大模試や京大模試よりは若干簡単なものの、全統記述模試よりは大分難しいです。

難易度的には、東工大模試が近いかもしれません。

合格基準は6、7割前後だとの噂があります。

 

特選クラスも、四谷学院が謳う能力別科目別授業のクラスの一つなので、科目毎に選抜テストの合格不合格が決められます。

また、国語は、現代文、古文、漢文でも分けられています。

合格なら特選クラスで、不合格ならハイレベルクラスで、その科目の授業を受けることになります。

(僕は、英国物がTクラス、数化がHクラスでした……。)

 

正直、受験する人も結構居ますが、その中で半分以上の人が落ちる気がします。

(肌感なので、正確性はお察しください。苦笑)

 

 

生徒のレベル

 

皆選抜テストに合格しているので、特選クラスに入っている科目は、地方旧帝大非医の上位合格レベルはある印象です。

更に具体的に言うと、特選クラスに入っている科目は、センター試験で九割以上を取れる人しか居なかったと思います。

ただ、特選クラス内でも意外とレベルの幅はあると思います。

 

駿台で言うと、SS・SA・LAクラスのレベルに近い印象です。

 

 

授業

 

少人数指導の強みを充分に生かせれば、各予備校の中で最も良いかもしれません

講師の質、テキスト難易度など、様々な要素がありますが。

他の大手予備校では、不可能なきめ細かさが武器です。

 

 

講師のレベル

 

特選クラスの講師のレベルは、総じて高いと思います。

が、正直駿台の方が全体的に少しレベルは高いかもしれません。 

全体的に駿台の方がより体系化された教え方をしていると思います。

とは言いつつも、校舎や科目に依ります

例えば、現代文は四谷学院特選クラスの方が、駿台SAクラスより断然良かったです。

 

また、大手予備校の実力のある講師は、短気で無愛想な人が多いのですが、四谷学院の特選クラスの講師は、親しみやすい人がかなり多かったです。

 

 

授業形態

 

特選クラスの授業の特徴かつ最大の魅力は、少数精鋭である点です。

講師によって、進め方に差はあれど、恩恵は大きかったです。

殆どの科目で、毎授業、記述答案を見てもらったり、予習の出来具合の確認をしてもらって授業展開を調節してもらったりしました。

 

名古屋校では、各科目、以下のような感じでした。

英語:毎授業、要約問題などは記述答案について各自添削コメントをもらえました。英作文の予習がある週は、毎週、ペン入れして添削してもらえました。

国語:毎授業、記述答案の添削または添削コメントがありました。

数物化:予習の出来具合を毎授業、確認してもらえました。

 

また、特選クラスはとりわけ質問もし易く、講師によっては授業中にも質問出来ます。

授業後の質問も丁寧に対応してくれます。

 

 

志望大学別・文理別の授業

 

志望大学別の授業があるのは、英語と漢文だけです。

英語:基本的に東大京大一橋志望は、共通の授業を受ける。ただ、東大一橋志望用の要約と、京大用の英作文で、授業が分かれています。

東工大志望は英語の特選クラスはありません。)

漢文:東大志望のみ

 

また、英語と漢文だけが文理関係なく、同じ授業を受けます。

他の科目は、文理別の授業です。 

 

 

授業・テキストのレベル 

 

授業・テキストの問題のレベルは高いです。

結構、東京一工の古い過去問から問題を抜粋していたりします。

僕の印象では、以下のような出典が多かったです。他はあまり分かりません。

英語:東大・一橋

現代文:東大・京大

漢文:東大

物理:東大

 

またテキストの問題の質は悪くなかったと思います。

 

駿台のSAクラスよりも全科目、前後期通じて、テキストの問題は難しかったです。

駿台のSSクラスよりも難しいかもしれないです。

四谷学院全体のレベルは大手予備校より低く見られるので、特選クラスもそこまで難しくないだろうと思う人もいるかもしれませんが。

 

 

雰囲気

 

例年、静かで落ち着いている雰囲気だと講師に聞いたことがあります。

休み時間も勉強しているだとかなんとか……。

学力も受験勉強に対する意識も四谷学院では、高いと思います。

中には、少し危機感が薄いな人もいたりしますが、極少数です。

 

ただ、少人数のクラスなので、年によって、入ってくる生徒によって、変わります。

講師曰く、僕の代の名古屋校特選クラスの理系は、仲が良くて格別賑やかだったみたいです。

ちょっと変わった人が多かったですね。笑

(皆、受験勉強に対しては真剣だったので、メリハリはありました。) 

 

また、人数が少ないので、仲良くなりやすいです。 

 

 

クラス担任

 

四谷学院では、生徒一人一人に担任が付くのですが、特選クラスだからか、僕の校舎では校長と副校長が特選クラスの担任を持ってくれていました。

僕の校舎の校長と副校長は優秀で、これも特選クラスならではの人員配置なのかな、と思ったりします。

 

僕の担任である校長のK先生は良い先生で、丁寧に個々人に向き合ってくれました。

K先生が居なければ、今の僕は居ないと思う程です。

  

 

合格実績

 

これも年や校舎によって違うと思うので正直何とも言えません。

 

ちゃんと把握していないのですが、恐らく僕の校舎は、特選クラスに10人前後居て、東大数人京大数人合格という感じでした。

例年、数人は東大京大合格者がいる印象です。

他の子は、東京一工を受けずに、医学部に進学した友達も数人居ます。

その内一人の友達は東大理三に合格しました。

 

 

一年間在籍した感想

 

少人数クラスで、より個人に焦点を当てて欲しい、添削を沢山してもらいたい、という人に適していると思います。

特選クラスならではの環境を上手く生かせる人が大きく学力を伸ばしていました。

また、四谷学院の最高クラスということで、正直、他のクラスより色々な場面で融通が利いたりした気がします。

 

また、僕が四谷学院で仲良くなった友達は、殆どが特選クラスの人です。

一年間、特選クラスで過ごす時間は楽しかったですよ。

 

 

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